過去といっても数年前までの話ですが、ヨーロッパのパイロット免許はJAA(合同航空機関)による
旧航空法(JAR-FCL)を根拠に発行されていました。
このためヨーロッパのパイロット免許のことをJAAライセンスと呼ばれる方がいらっしゃいます。
しかし現在それは正しい情報ではありません。

JAAはその大半の機能をEASA(欧州航空安全機関)に移管され、現在はJAA.TO(JAA Training Organisation)という各国CAA(民間航空局)職員を対象とした研修/訓練機関として細々と残って
いるのみです。

もちろん現在におけるヨーロッパのパイロット免許はEASAによる航空法(Part-FCL)を根拠に発行
されており、従ってEASAライセンス=現在のヨーロッパのパイロット免許となります。

JAAからEASAへ

ご注意頂きたいことは、EASA加盟国に旧JAA加盟国の一部が加盟していない(できない)ことです。
一つの理由としてはEASAがEU(欧州連合)の機関であることもあります。

EASA加盟国

例えばトルコやウクライナといった旧JAA加盟国(もしくは候補国)はEASA加盟国ではありません
従ってこれらの国のライセンスはその国だけのいわゆるローカル免許となります
もちろん旧JAA加盟国だからといってそれがJAAライセンスという訳でもありません。

EASAライセンスへの書き替えも無条件ではありません。(追加訓練及び学科/実地試験が必要です)

なぜ当校にトルコ人訓練生やウクライナ人訓練生がいるのか。
これは彼らの自国ライセンスよりEASAライセンスのほうが明らかに有用度が高い(潰しが効く)ことそして彼らが言うには自国の飛行学校や訓練に対して疑義をもっているためとのことです。

EASAライセンス(ヨーロッパ共通のパイロット免許)の取得をご希望の方は十分にご注意ください。