プロフェッショナルパイロットを目指して海外で訓練を開始しようとお考えの方には是非今一度その覚悟をご自身に問うてみてください。

特に操縦経験ゼロからfATPLとなるまでには長い期間が必要です。
日本の社会では長期休暇というものは取得できないのが原則ですから、お勤めの方はご退職される
必要もあろうかと思います。
私もかつてそうでしたが、日本での安定した生活を捨てて、海外で訓練を開始するわけです。
もちろんそこまでするわけですから生半可な覚悟ではないということは十二分に承知しております。

特に海外でパイロットとして働きたいとお考えの方には相当の覚悟が必要です。
言語、生活習慣、食事、文化などあらゆる面で日本とは異なります。

そのような中で訓練の第一歩としてPPL(自家用操縦士)の座学課程が開始されます。
当校での講義はもちろん100%英語です。
初日から全開で講義が始まりますし、もちろん英語ですから戸惑われることだと思います。
日本からお越し頂いたばかりでは英語に耳が慣れていないと思いますし、100%理解することは困難だと思います。
個人的にはそれでもいいと考えています。
座学はご自身で勉強して足りないところは補強できますし、教官に質問すればいいだけの話です。

ただ当校は語学学校ではありません。
最低限の英語能力は必要です。
英語能力にご不安のある方は事前に必ずご自身で語学学校に通われるなどの対策をお願い致します。

もちろん飛行訓練にも英語は必須です。
当校の訓練ベース空港は管制空港です。
ATC(管制官との通信)も最初は戸惑われる事と思いますが、これをマスターして頂かない事には単独飛行も許可できません。
要は訓練が先に進まない結果となります。

もちろん私自身、また現在海外でパイロットとして働いている私の日本人の知人達も最初から英語ができたわけではありません。
渡航後に英語の問題点を指摘され、それでも退路を断って来たわけで、語学学校に通いながら訓練を続け、そのような努力の甲斐もあって現在に繋がっています。

強い意志、高いモチベーション、努力、そして最後まで諦めずにいること、このような姿勢をお持ちください。
弱い意志、希望的観測、遊び感覚では規定の倍以上の時間や費用を費やしても良くて自家用操縦士
止まりです。
それすらも困難かもしれません。
海外での訓練は楽だとお考えの方は、即その誤った考えをお改め頂いたほうがよろしいと思います。

困難なことに直面した際にその問題から逃避するような方はパイロットには全く向いておりません。

余計なお世話であることは重々承知しておりますが、ご決断頂く前に是非今一度ご自身に問うてみてください。